
初心者向けのあまり怖くないホラー映画ってないかな?
「怖いのは苦手だけど、ホラー映画を見てみたい!」という人は多いです。
しかし、初心者がいきなり怖すぎるホラー映画を見るのは難しいですよね。
そこでこの記事では、年間50本以上のホラー映画を見る私が、怖さ控えめのおすすめホラー映画10作品を紹介します。
この記事を読めば、初心者でも楽しめるホラー映画が見つかります。
本記事で紹介するホラー映画は、すべて年齢制限の区分が「G」の作品です。
「G」の作品は年齢にかかわらず誰でも見れます。
誰でも見れるということは、それほど怖くないということです。
実際に、私は本記事で紹介しているホラー映画をすべて見ていますが、やはり「G」の作品は怖さが控えめだと感じます。
ホラー映画が苦手な人でも見やすいので、安心してください。

- 【初心者向け】小学生でも見れる怖さ控えめのホラー映画10選
- 『RUN/ラン』母親のゆがんだ愛から逃げる車イスの少女を描くホラー
- 『オールド』急速に年老いていくビーチに翻弄される人間の姿を描くホラー
- 『クワイエット・プレイス』音に反応する怪物が襲ってくる新感覚のホラー
- 『死霊館のシスター』恐ろしい悪魔・ヴァラクに襲われる恐怖を描くホラー
- 『カメラを止めるな!』前半37分すべてが伏線の異色コメディホラー
- 『ゲット・アウト』恋人の実家に招待された黒人男性の悲劇を描くホラー
- 『ハッピー・デス・デイ』女子大生が誕生日に殺され続けるループ系のホラー
- 『シックス・センス』最後に驚愕のどんでん返しが待っているホラー
- 『ミザリー』作家が熱狂的なファンに監禁される恐怖を描くホラー
- 『シャイニング』雪に閉ざされたホテルで起こる怪奇現象を描くホラー
- まとめ:初心者でもホラー映画を楽しもう!
【初心者向け】小学生でも見れる怖さ控えめのホラー映画10選
『RUN/ラン』母親のゆがんだ愛から逃げる車イスの少女を描くホラー

原題 | 『Run』 |
公開 | 2020年 |
監督 | アニーシュ・チャガンティ |
メインキャスト | サラ・ポールソン キーラ・アレン パット・ヒーリー |
ジャンル | サイコホラー |
上映時間 | 90分 |
生まれつき体が不自由で、母親のダイアンに世話をしてもらいながら車イスで生活をしているクロエ。
そんな彼女はワシントン大学へ進学し、実家から出て自立することを目指していた。
しかし、ふとしたことがきっかけで、クロエは母親から与えられていた飲み薬に足を麻痺させる成分が含まれていることを知る。
母親への不信感を募らせたクロエは、何とかして家から逃げ出そうとするが…。
『RUN/ラン』の見どころは、体の不自由なクロエがどうにかして異常な母親から逃げ出そうとするところです。
クロエは足を麻痺しており車イスがないと上手く移動できないので、逃げることは簡単ではないです。
しかも、周りの人たちは母親のことを良い人だと思っており、助けを求めてもまともに話を聞いてくれません。
「自分がもしこの少女と同じ状況だったら…」と考えると、かなり恐ろしいですね。
緊張感のあるシーンが多いので、ハラハラドキドキしたい人にオススメのホラー映画です。
『オールド』急速に年老いていくビーチに翻弄される人間の姿を描くホラー

原題 | 『Old』 |
公開 | 2021年 |
監督 | M・ナイト・シャマラン |
メインキャスト | ガエル・ガナシア・ガナベル ヴィッキー・クリープス ルーファス・シーウェル |
ジャンル | ミステリーホラー |
上映時間 | 108分 |
息子のトレント・娘のマドックスを連れて、南国のリゾートホテルを訪れるガイとプリスカ。
翌日、一家はホテルの支配人にプライベートビーチへと招待され、一緒に来ていた3組の家族と仲良くなった。
ビーチを楽しむ彼らだったが、女性の死体が岸に流れ着いたことで状況は一変する。
何とそのビーチは、訪れる人が急速に年を取るという恐ろしいビーチで…。
『オールド』の見どころは、急速に年を取ってしまうビーチに翻弄される人間の姿です。
作中のビーチでは、1日いるだけで50歳くらい年を取ってしまいます。
つまり、中年の人間は基本的に1日で死んでしまうというわけです。
しかもビーチから出ようとすると、気を失い元いた場所に戻ってしまいます。
「ビーチにいると死んでしまうが、ビーチから出ることもできない」といった状況に、人間は為す術がありません。
恐ろしいビーチに人間が翻弄される姿を見たい人にオススメです。
『クワイエット・プレイス』音に反応する怪物が襲ってくる新感覚のホラー

原題 | 『A Quiet Place』 |
公開 | 2018年 |
監督 | ジョン・クラシンスキー |
メインキャスト | ジョン・クラシンスキー エミリー・ブラント ミリセント・シモンズ |
ジャンル | 新感覚ホラー |
上映時間 | 90分 |
音に反応し、人間を攻撃してくる謎の怪物に支配された世界。
アボット一家は手話を使い、音を立てずに生活することでかろうじて生き延びていた。
そんな中、妻・イブリンの出産が近づいており…。
『クワイエット・プレイス』の見どころは、アボット一家が何とか音を立てずに生活をしている場面です。
本作の怪物は非常に俊敏で、少しでも音を立ててしまうと瞬殺されてしまいます。
「もしこんな凶暴な怪物がいる世界になってしまったら…」と思うと、恐怖を感じずにはいられません。
今までにあまりなかった設定のホラー映画なので、新感覚ホラーと呼ばれることもあります。
斬新な設定のホラー映画を見たい人にオススメの作品です。
『死霊館のシスター』恐ろしい悪魔・ヴァラクに襲われる恐怖を描くホラー

原題 | 『The Nun』 |
公開 | 2018年 |
監督 | コリン・ハーディ |
メインキャスト | タイッサ・ファーミガ デミアン・ビチル ジョナ・ブロケ |
ジャンル | オカルトホラー |
上映時間 | 96分 |
1952年、ルーマニアの修道院で若いシスターが自殺した。
自殺を不審に思った教会は、バーク神父と見習いの少女アイリーンを派遣して真相を究明しようとする。
調査を進めていくうちに、教会で起こる不可解な出来事すべてが悪魔の尼僧・ヴァラクの仕業であることを突き止めるが…。
『死霊館のシスター』の見どころは、映画全体から漂うゾクゾクした怖さです。
本作は悪魔をテーマにした本格的なオカルトホラーです。
B級ホラーにありがちなおふざけシーンは一切なく、純粋に怪奇現象が怖い作品になっています。
心霊系のホラー映画が見たい人にオススメの作品です。
『カメラを止めるな!』前半37分すべてが伏線の異色コメディホラー

海外タイトル | 『One Cut of the Dead』 |
公開 | 2018年 |
監督 | 上田慎一郎 |
メインキャスト | 濱津隆之 真魚 しゅはまはるみ |
ジャンル | コメディホラー |
上映時間 | 96分 |
映画監督の小暮隆之は「生放送・カメラ1台・ワンカット」というゾンビドラマの監督のオファーを受ける。
あまりの無茶な要求に一度は断るが、娘の好きな俳優が出ると知り監督を引き受ける小暮。
しかし、集まった役者は一癖も二癖もあるものばかりで、台本読みや撮影準備は思うように進まない。
そんな中でも何とか放送当日を迎えるが、当日も信じられないようなハプニングが続出し…。
『カメラを止めるな!』の見どころは、前半で散りばめられた伏線が後半で一気に回収されていくところです。
前半37分は少し退屈ですが、その後は怒涛の伏線回収が続き、ジェットコースターのように最後まで駆け抜けます。
前半の伏線が後半に回収されていく様子は、まるで難解なジグソーパズルを完成させていくような爽快感があります。
コメディホラーで見る作品に迷っているなら、『カメラを止めるな!』を見れば間違いありません。
『ゲット・アウト』恋人の実家に招待された黒人男性の悲劇を描くホラー

原題 | 『Get Out』 |
公開 | 2017年 |
監督 | ジョーダン・ピール |
メインキャスト | ダニエル・カルーヤ アリソン・ウィリアムズ ブラッドリー・ウィットフォード |
ジャンル | サスペンスホラー |
上映時間 | 103分 |
カメラマンの黒人・クリスは、白人の恋人・ローズの実家に招待された。
ローズの両親から手厚い歓迎を受けるクリスだったが、使用人の奇妙な態度に不審感を抱く。
翌日、白人ばかりのパーティで、ひときわ目立つ黒人の若者の写真を何気なく撮るクリスだったが…。
『ゲット・アウト』の見どころは、作品全体に漂う不穏な空気です。
映画の序盤からローズの実家の人たちに違和感がありまくりで、「いったいどんな展開になるの?」とかなり気になります。
最後には散りばめられた伏線が回収されて、恐ろしい真実が明らかになります。
今まで見たことがないようなホラー映画が見たい人にオススメです。
『ハッピー・デス・デイ』女子大生が誕生日に殺され続けるループ系のホラー

原題 | 『Happy Death Day』 |
公開 | 2017年 |
監督 | クリストファー・B・ランドン |
メインキャスト | ジェシカ・ローテ イズラエル・ブルサード ルビー・モディーン |
ジャンル | コメディホラー |
上映時間 | 96分 |
9月18日の誕生日の朝、見知らぬ男性カーターの部屋で目を覚ますビッチな女子大生のツリー。
昨晩、酔ってカーターの部屋に上がり込んだことを思い出したツリーは、二日酔いで悪態をつきながら彼の部屋を後にする。
その後もいつも変わらない日常を過ごし、夜に誕生日パーティーへ向かうツリー。
しかし、その途中で、マスクを被った謎の人物に殺されてしまう。
ふと目が覚めると、時間が9月18日の朝に戻っており…。
『ハッピー・デス・デイ』の見どころは、タイムループを繰り返していくうちに主人公のツリーが良い奴になっていくことです。
初めは周りに悪口を言いまくりで性格の悪いツリーに嫌気がさすと思います。
しかし、物語が終わるころには性格が丸くなり、彼女のことを好きになること間違いなしです。
ぜひツリーの心情の変化に注目して『ハッピー・デス・デイ』を楽しんでください。
ループものならではの面白いシーンもたくさんあるので、最後まで笑えて楽しめます。
『シックス・センス』最後に驚愕のどんでん返しが待っているホラー

原題 | 『The Sixth Sense』 |
公開 | 1999年 |
監督 | M・ナイト・シャマラン |
メインキャスト | ブルース・ウィルス ハーレイ・ジョエル・オスメント オリヴィア・ウィリアムズ |
ジャンル | ミステリーホラー |
上映時間 | 107分 |
小児精神科医のマルコムは元患者のヴィンセントに逆恨みされ、拳銃で撃たれてしまう。
マルコムは重傷を負い、その直後にヴィンセントも自殺。
1年後、マルコムは霊感を持っているがゆえに、霊に脅えて暮らす少年・コールに出会う。
マルコムはヴィンセントを救えなかったという罪悪感から、どうにかしてコールの悩みを解決しようとするが…。
見どころはラストの驚愕のどんでん返しです。
初めから伏線は張られていますが、初見なら全く気付かずにきれいに騙されてしまうでしょう。
ホラーにも関わらず、最後は感動できる展開が待っているのも本作の醍醐味です。
怖いシーンも少ないので、ホラーが苦手な人にも自信を持ってオススメできる作品になっています。
『ミザリー』作家が熱狂的なファンに監禁される恐怖を描くホラー

原題 | 『Misery』 |
公開 | 1990年 |
監督 | ロブ・ライナー |
メインキャスト | ジェームズ・カーン キャシー・ベイツ リチャード・ファーンズワース |
ジャンル | サスペンスホラー |
上映時間 | 108分 |
雪道で事故に遭い瀕死に陥ったところを、近くに住む中年看護師のアニーに助けられた作家のポール・シェルダン。
アニーはポールを家まで送った後、看病すると言って家に居座る。
彼女はポールの熱狂的なファンで、彼が完結させた『ミザリー』シリーズの続きを書くように迫った。
そして、書き上げた原稿の結末が気に入らないと、アニーはポールを監禁して暴力を振るい…。
『ミザリー』の見どころは、熱狂的なファンのアニーを演じるキャシー・ベイツの鬼気迫る演技です。
優しい看護師から、徐々にサイコパスな人間になっていく過程は実に見事です。
ちなみに、キャシー・ベイツは『ミザリー』の演技で、最も功績のあった主演女優に贈られる「アカデミー主演女優賞」を受賞しています。
人間の狂気を目の当たりにして恐怖を感じたい人にオススメです。
『シャイニング』雪に閉ざされたホテルで起こる怪奇現象を描くホラー

原題 | 『The Shining』 |
公開 | 1980年 |
監督 | スタンリー・キューブリック |
メインキャスト | ジャック・ニコルソン シェリー・デュヴァル ダニー・ロイド |
ジャンル | サスペンスホラー |
上映時間 | 119分 |
小説家志望のジャック・トランスは、小説を書くために冬には雪が深くなり閉鎖されるオーバールック・ホテルの管理人の仕事に応募する。
そのホテルは「管理人が精神を病み、家族を斧で惨殺して自らも自殺した」といういわくつきのホテルだった。
しかし、ジャックはそんなことをを気にもせず、妻と子どもを連れて冬の間だけそのホテルに住むことに決めるが…。
『シャイニング』の見どころは、ジャックの妻であるウェンディの異常な怖がり方です。
正直、途中から狂気に囚われて頭がおかしくなるジャックよりも、ウェンディの方が怖いです。
これは監督がウェンディ役に強く当たり、女優が精神的に追い詰められたがゆえの演技だと言われています。
現在だとパワハラになるかもしれませんが、ウェンディが怖がっている姿は画面の外にリアルに伝わっているのは間違いなしです。
ウェンディ役の女優の演技が気になる人は、ぜひ『シャイニング』を見てみてください。
まとめ:初心者でもホラー映画を楽しもう!

この記事では、小学生でも見れる怖さ控えめのおすすめホラー映画10作品を紹介しました。
本記事で紹介したホラー映画は以下の通りです。
▲『RUN/ラン』母親の歪んだ愛から逃げる車イスの少女を描くホラー
▲『オールド』急速に年老いていくビーチに翻弄される人間の姿を描くホラー
▲『クワイエット・プレイス』音に反応する怪物が襲ってくる新感覚のホラー
▲『死霊館のシスター』恐ろしい悪魔・ヴァラクに襲われる恐怖を描くホラー
▲『カメラを止めるな!』前半37分すべてが伏線の異色コメディホラー
▲『ゲット・アウト』恋人の実家に招待された黒人男性の悲劇を描くホラー
▲『ハッピー・デス・デイ』女子大生が誕生日に殺され続けるループ系のホラー
▲『シックス・センス』最後に驚愕のどんでん返しが待っているホラー
上記の作品はすべて年齢に関係なく誰でも見れるので、それほど怖くありません。
「怖いのは苦手だけど、ホラー映画を見てみたい!」
こういった人はぜひ本記事で紹介しているホラー映画を試してみてください。
本ページの情報は2023年12月22時点のものです。
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